カニカニハッピーディ♪

【理事のつぶやきシリーズ】

河野です。

11月の蟹漁解禁を待って、金沢の近江町市場に蟹を買いにいくのが、私の恒例行事になっています。

高校時代からの親友と一緒に、保冷バックを車に積んで馴染みの店へ。それも特定の店員さんが出勤の日を選んで買い出しに行きます。

一度、この店員さんがお休みの日に買い出しに行って、満足のいく買い物ができなかったので、以後はわざわざ市場に電話をかけ、出勤日を確認してから出掛けます。

その手間をかけるだけの価値ある買い物ができるので、面倒でも必ず確認します。

贈答用ではないので、足折れ蟹さんを狙って購入。

足は、普通の蟹よりちょっと少ないけれど、味は高級蟹と変わりないお手頃価格の蟹を見繕ってくれるこの店員さんのお陰で、私たちは一年に一度、美味しい蟹をたらふく食べることができます。

ランチもこれまた馴染みのお寿司屋さんで、新鮮なお寿司をいただき、その後老舗のきんつば屋さんに立ち寄りお土産を購入。

これが私たちのカニカニハッピーディの定番コースです。

このきんつばが、「さすが加賀百万石 !」と感嘆の声を発してしまうほど上品なお味で、毎年買わずにはいられないから困ったものです。

蟹もきんつばも、食べるのは自宅に帰ってからのお楽しみ……という事で、買うものを買ったら家路を急ぎます。

今年はお天気に恵まれたので、車窓から見える日本海は、冬の荒波が想像できないほど穏やかで美しい海でした。

初めて近江町市場で買った時に、蟹の茹で方を丁寧に教えてもらったので、自宅で茹でたてを食べることができます。

なぜでしょう、蟹を食べる時って無口になりますよね。ひたすらもぐもぐ。

たっぷり入っている蟹みそで、お酒も進む。一年に一度の贅沢です。 あと何年、こうやって蟹を食べられるかわかりませんが、このような親友とのかけがえのない時間を大切にしたいなと思う65歳霜月の一日でした。