東海地区のモーニング文化

理事のつぶやきシリーズ【りじつぶ】

理事の亀垣です。

突然ですが皆さん、名古屋と言ったらどんな食べ物を思い浮かべるでしょうか?

ひつまぶし? 味噌かつ? あんかけスパ?

名古屋生まれの私としては喫茶店のモーニングサービスを挙げたいと思います。

モーニングサービスとは、正確な定義はありませんが次のような定義ならきっと誰もが納得してくれると思います。

「喫茶店を中心とする飲食店において、朝の時間帯、飲み物を注文すると無料で(もしくは少額な追加料金で)パンなどの軽食が付いてくるサービス」

1枚目の画像は、あるカフェのメニューでモーニングサービスとして飲み物を注文したら追加料金なしで左上の軽食がついてくることが表示されています。250円追加すれば更に豪華になります。2枚目の画像はその250円を追加したモーニングセットです。

外食文化が浸透している東海地区では、このモーニングサービスをお目当てに多くの人がお店にやってきます。そして、あの店のモーニングがいい、いや、こっちの店の方がいい というのは日常の会話の一部になっています。

今、私が住んでいる長野市では外食はまだまだ特別感があるようで、特にモーニングサービスをしている店はほんのわずかしかありません。

誰かと一緒に食事をするということは、単に一緒に食べるというだけでなく、おしゃべりなどのコミュニケーションを通じてつながりを強めるという意味合いがあります。そういう点からみると、長野では自宅に他の人を招いてコタツにあたりながらお茶を飲むという文化があるので、形は違えど人は誰かとつながっていかないと生きていけない生物なんだと感じますね。

ちなみに、この画像を撮ったときに訪れた店ですが、近くのテーブルには地元のおばちゃま方がモーニングセットを食べながらおしゃべりに興じていました。しばらくして店員を呼んで今度はランチセットを注文。ランチはまだ始まっていない時刻でしたから、今すぐもって来てくれという意味ではなく、この後に始まるランチの予約でした。つまり、モーニングもランチも食べてしばらくはずっとこの店でおしゃべりしてますよー という事のようです(笑)

モーニングは名古屋の文化と言われていますが、実は発祥の地はその隣の一宮市と言われています。一宮市では「一宮モーニング」と名付けて専用の紹介サイトまで用意されています。モーニングサービス本場では、どんなものが出されているのか興味ある方はご覧になってみてください。

一宮モーニング公式サイト https://ichinomiya-morning.com/