クリスマスのごちそう

【理事のつぶやきシリーズ】

河野です。

子どもの頃、12月の楽しみはやっぱりクリスマス!!

毎朝、仏壇と神棚にごはんとお水をお供えしてしていた家でしたが、楽しい事は受け入れる昭和の家族でしたから、クリスマスも目一杯満喫しました。

クリスマスツリーを飾り、イブの夜には母が焼いてくれた骨付き鶏もも肉が食卓に上りました。

クリスマスケーキはバタークリームのホールケーキで、生クリームのケーキの味を知らなかった当時の私には最高のケーキでした。

サンタさんからのプレゼントも嬉しかったけれど、記憶に残っているのはクリスマスツリーを飾り付ける楽しさと、骨付き鶏もも肉の美味しさです。

当時放送していた外国のテレビドラマのクリスマスは、おとぎの国の物語のようでした。

大人の背丈よりも高いクリスマスツリー、クリスマスオーナメント型のカラフルクッキーや人の形をしたジンジャーブレッドマン。

そしてなにより、テーブルの真ん中にドーンと置かれた大きな七面鳥の丸焼き! 

いつか大人になったらクリスマスには、鶏の丸焼きを食べたい!! と心に決めていました。

そんな訳で、子育て中はもちろん、子どもが育って行ってしまった今でも、クリスマスには鶏の丸焼きを作り続けている私です。

もちろん一度に食べきれるわけもなく、焼きたてを美味しくいただいた後は、一回分ずつ冷凍保存。

年明けしばらくは解凍していろんな料理に活用しています。

しかし近年は、チキンよりも厄払いと開運の食材や料理の方に興味が移って来ているように感じます。

歳のせいかしら? 

とりあえず、今夜はかぼちゃを食べて、ゆず湯に入り、クリスマスの鶏の丸焼きとその後のおせち作りの為の体力と気力を取り戻そうと思います。

ちなみに写真は一昨年の丸鶏。

昨年、チキンを食べずにクリスマスの夜に逝ってしまった母に、今年は出来たてをお供えしようかなぁ。

#りじつぶ